旭川医科大学 旅と鉄道研究会 旅鉄活動日記

新入生のみなさんへ

新入生のみなさん,入学おめでとうございます!会長のよのです。
このHPでは旅と鉄道研究会(以下旅鉄)で行った旅行やそのほかの活動について記録しています。
ここたどり着いた新入生の方は、旅鉄のすっごい素質の持ち主かも!?
では、旅鉄についてさらっと紹介していきます。

★旅鉄はこんな人たちの集まりです。
・旅行が好き。温泉が好き。北海道を旅してみたい。旅鉄で一番多いのは多分こういう人々です。
・鉄道が好き。乗り鉄,撮り鉄,食い鉄,音鉄,etc...どんなジャンルでも。
・鉄道模型(Nゲージ)やジオラマ作りに興味がある。毎年,医大の学祭では自作のジオラマでNゲージを走らせています。
・またーりした大学生活を送りたい。マイペースに日々を過ごしたい。部室では昼休みにご飯を食べたり放課後は勉強したりして過ごすこともできます。思い付きでパーティをやったりも。
     
★平成28年度の活動
4月  新歓食事会
     メロンパン作り
5月  新歓旅行(白金温泉)
     増毛旅行
6月  学祭でのジオラマ展示
7月  天売焼尻旅行
     旭岳登山
8月  コミックマーケット90にて会誌『神威』販売
10月  鉄道の日(10月14日)を記念した『鉄の日飲み』
     留萌本線・札沼線廃止予定駅巡り
     釧路旅行
12月  増毛駅探訪
     島ノ下温泉&ジンギスカン旅行
1月  新年会
2月  朱鞠内湖ワカサギ釣り
     卒業生追い出しコンパ

旅鉄で企画した旅行に参加するかしないかは自由!自分が行きたいと思う旅行に参加できます!

部室は福利厚生棟2階(学生食堂手前の階段上がってすぐ)です。昼休み,放課後はたいてい会員がいます。ぜひ部室に遊びに来てくださいね☆
お茶やお菓子が出てくるかも?

~新歓合宿について~
4月8日(土)の新歓合宿に参加される新入生の方も多いと思いますが,当会もこれに参加いたします!
本会の場所は以下のようになっています。(サムネを押すと拡大図が出ます)
出店
↑「出店」の場所です
乱入
↑「乱入」の場所です

乱入の場所は2階の一番奥になってしまいましたm(_ _)m
興味のある方は道中の勧誘や喧騒を振り切って来ていただけると嬉しいです。奥から応援します!
来ていただいた方には飲み物やお菓子を用意してますので道中の疲れを癒してください。お待ちしております!

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追いコンのことなど

 年が明けて新年会やら,鏡開きして部室でお汁粉作ったりしていたらいつのまにか3月になってしまいました。3月は別れの時期でもあります。
 3日には旭川2条通りのお店にて追いコンを開きました。OBやOGの方も駆けつけてくださり賑やかな会になりました。卒業生には記念品と一緒にいつもながら悪ノリが随所に見られる会員謹製のアルバムもお渡ししました。
 また24日には卒業式もあり,式終了後にはささやかながら部室で一緒にお菓子などを開けたりしつつ別れを惜しみました。
 今年は旅鉄は2人の卒業生をお見送りいたしました。またお気軽に旭川の旅鉄部室まで遊びにおいでください。デハデハ。

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来年3月に廃止される島ノ下駅と、松尾ジンギスカンを味わう旅

 どうも。元会長の上野舞鶴です。とうとう、今年度で卒業が決まってしまったので、旅鉄メンバーと行く最後の旅行の記事を、せっかくなので書かせていただこうと思いました。
 故郷を離れ、北海道の地で鉄ヲタをやること早6年。入学した年の夏には、石勝線の車両脱線火災事故があり、その後のJR北海道の激動ともいえる変化と共に、学生時代を歩み、そして今年は、北海道新幹線が開通したり、台風で道内のあちこちの路線が被災したり、留萌本線の留萌-増毛間が廃線となったり、本当にいろいろなことがありました。我々は旅人ですが、まさしく、行き交う年もまた旅人です。

 さて、本題に入りたいと思います。今回は、12月18日に、来年3月4日のダイヤ改正で廃止となる、島ノ下駅に行くことが目的でした。他にも、旅鉄としては定番の、天塩川温泉へ行く計画や、廃線となる夕張へ行く計画もありましたが、もうすぐ廃駅となる、島ノ下が目的地となりました。ついでに、島ノ下駅近くの温泉に入り、帰りは滝川に抜けて、名物の松尾ジンギスカンを食べて、旭川に戻る計画です。これにより、富良野線-根室本線-函館本線で囲まれた三角形を一周することとなり、合計の営業キロは162.7Kmとなります!

 旅のスタートは、大学最寄りの、富良野線緑が丘駅から。旅鉄Twitterのサムネイルにもなっています。TKN氏が所有する、白塗りの高級車で、参加者6人のうち、4人は駅まで送ってもらいました。彼は今回、試験が近いために、旅行には参加できませんでした。それにも関わらず、ありがたい話です。11:39発の富良野行きに乗ります。
緑が丘
 途中の、西瑞穂駅で、残り二人が乗り込んできました。車内は四分の一くらいが中国をはじめとした外国人。そして、彼らは美瑛で降りて、新たな外国人がまた乗り込んできました。美瑛・富良野は、冬でも観光客がいるんですね。真っ白な大地を走り、富良野に着きました。
富良野
 富良野では、20分ほど時間があったので、青春18きっぷにスタンプを押してもらいました。一度に全部の箇所にスタンプが押されると、壮観ですね~。
青春18
 富良野12:51発の滝川行きにのります。この列車は、東鹿越からの折り返し列車だったようで、車内は18キッパーらしき人が多く乗っていました。中には、横や前に荷物を置いて、ボックスを独り占めしている、オッサン18キッパーの姿もありました。ああいうのは、乗り鉄の恥ですね。18キッパーは大して金払っていないんだから、地元の方々の迷惑にならないように、慎ましやかに旅をするべきです。
 東鹿越から先は、先日の台風による影響で運転見合わせとなっているため、東鹿越折り返しの運用となっているのですが、新しいサボが、逆に痛々しいです。
サボ
 富良野から島ノ下までは1駅なので、すぐ着きます。我々が下りたら、すぐ列車は走り去り、谷間にある駅は、静寂につつまれました。周囲に人家はあるものの、この駅を利用する人はほとんどいないのでしょう。それにも関わらず、我々が着いた時、JR北海道の社員の方が、ホームや駅の除雪をしていました。この駅の存在は確かに、お荷物でしょう。しかし、交換設備がある以上、人力による除雪は不可欠だと思います。廃駅後は、これらの設備も撤去しないと、支出に大差ないでしょう。島ノ下駅以外にも、交換設備があるのに、廃止となる駅があります。JR北海道がどうするつもりなのかは、知りませんが・・・。
島ノ下駅
 島ノ下駅前で記念写真を撮って、近くにある島ノ下温泉、ハイランドふらのに向かいます。錆びついていた駅の名所案内にも、しっかりと書かれています。秋に訪れたことがありますが、確かに紅葉がきれいです。
名所案内(島ノ下)
 ハイランドふらのまでは、駅から1.5キロほどの道のり。途中、緩やかな坂道があります。体重を適正に保っていれば、なんてことはない坂ですが、0.1t以上体重があるNMT君にとっては、心臓に過大な負荷をかけているようです。ハイランドふらのに着いた頃には、14時近かったので、早速お昼にしました。
ハイランドふらの
 そこで、我々は出会ってしまったのです!いかすみチーズラーメンに!!普通、思いますよね?いかすみ仕立ての黒いスープのラーメンで、いかすみの風味と合わせるために、チーズがトッピングしてあるのかな?と。しかし、どうやらいかすみが上に塗られたチーズがトッピングされた、醤油ラーメンだったようです。
いかすみチーズラーメン
 店員さんに、チーズが溶けるのを待ってから、麺とからめて食べてくださいと言われました。しかし、待ちきれなかった私は、まず、いかすみチーズだけをかじってみました。固められているいかすみのコクと、カマンベールチーズの風味がよく合います。そして、溶けてきたチーズとラーメンを絡めてみても、これまた絶品。いかすみが溶けて、黒褐色になったスープも、うまみが増した気がします。ラーメンが有名な旭川に住んでいますが、こんなラーメンは初めてでした!
 続いて、お風呂に入ります。地元の方々でにぎわっていましたが、内湯は広々としていて、天然温泉なので、気持ちいです。露天風呂は、さすがにこの時期は寒いですね。
 国試勉強の疲れが癒えたところで、次なる発見をしてしまいました。なんと、休憩室の一角に、日常、あいまいみーなどと並ぶ、私の聖典の一つ、プリパラのガチャガチャがあったのです!そらみスマイルの御三方と、めが兄ぃ、シークレット(たぶんファルル)の5種類がありました。そらみスマイルなら誰でもいいなぁ~と思いつつ、300円課金してガチャを回したら、らぁらが出ました!いいお土産ができました。
 18:03の滝川行き列車まで休憩室で休みます。せっかくなので、風呂上がりのビールというやつもやってみました。いいものですね!帰りがけ、朝、駅まで送ってくれたTKN氏へのお礼に、富良野市内限定のふらのワインのロゼと、ふらの黒豆チキンカレーのレトルトを購入しました。
滝川行
 出発間際の5分ほどで、旅鉄の絵師が、駅ノートに初音ミクを描いてくれました!時間なかったのに、よく描けています。初音ミク
 滝川までは1時間弱で着きます。キハ40単両でしたが、車内は空いています。野花南までの長いトンネルを抜け、途中の芦別や赤平で、地元の方や高校生らが多く乗ってきました。そして、滝川駅に着いたら、1キロほど歩いて、松尾ジンギスカン本店へ向かいます。
松ジン1
 店の外壁についている看板の右下には、青函トンネル開通記念と書いてあります。なぜ、滝川で青函トンネル?と思いましたが、かつて海底駅に設置していたのかも…などと、勝手に想像していました。
 ラム、マトン、ラムハツ、巻巻ソーセージを食べましたが、どれもとてもおいしかったです。今まで何度かジンギスカンを食べてきましたが、さすが、松ジンは違うな!と思いました。そして、ジンギスカンに合うという日本酒も頼みました。これもすっきりしたやや辛口の味わいで、脂っこく味が濃いジンギスカンと相性がよく、おいしかったです。製造者は、滝川市隣の新十津川町にある、金滴酒造なようで、確かに金滴らしい日本酒でした。食後に、日本酒の瓶と一緒に、店員さんに写真を撮ってもらいました。
松ジン2
 滝川駅に戻り、21:43の旭川行き列車で旭川へ戻ります。私が入学したころは、赤電こと、711系が走っていたのですが、今では721系です。個人的には、一両を三分割した構造も嫌いではないです。札幌ではあまり見かけなくなりましたね。
 旭川に着いたら、すぐ富良野行の最終列車に乗り換えます。最終なので、車内はやや混雑しています。旭川を出れば、6分で緑が丘駅です。
富良野線
 緑が丘駅前には、白塗りの高級車を乗り回すTKN氏が迎えに来てくれていました。お土産も喜んでいただけて何よりです。これにて、今回の旅行は終了!無事帰ってこれて良かったです。
 JR北海道は、これからも、減便や廃線、駅の廃止を進めるでしょう。ますます使いにくくなります。北海道の地方がこれ以上衰退するのを防ぐためにも、国や道には、単に赤字だからといって、交通インフラがどんどん消えていく現状を、どうにかしてほしいところです。旅鉄としても、旅行で鉄道を使うプランを組むのが、ますます困難になると思います。しかし、せっかくの学生生活ですから、後輩諸君には、私が楽しんできたように、知恵を絞って計画を立てて、いろいろなところに出かけ、見聞を広めたり、思い出を作ったりして欲しいと思います。卒業後も、旅鉄の繁栄をお祈り申し上げます。

炭鉱めぐって温泉・飯三昧旅行@釧路

こんにちは。Hiratchyです。
10月29日、30日と釧路へ旅行してまいりました。
旭川からはるばる行くのにはそれなりの理由がありまして、以前ある雑誌の炭鉱企画なるものを見た際これは見に行かな!
と思いまして企画しました。
ちょうど期末試験も終わりいい時期でしたので遠出もいいなというも。

私主催です。旅と”鉄道”研究会ですが、移動手段は車オンリー。
ちゃんと電車でも計画立てたんですよ。でも、釧路に行くだけで始発ででて1700近くの到着です。無理でした。
とはいうものの、私の好きなものは旅と車の運転です。笑

実は今回の旅のテーマは食って温泉三昧。つまり太って風呂入る、になってしまいました。
本当のメインは炭鉱展示館という博物館でしたが、期待ほど大きくないので第2のメインになりました。ごめん炭鉱。
でも、炭鉱には興味があるため行先は変更せず温泉三昧で飽きが来ないように。

初日は8時にレンタカーを借りそのまま帯広へ。
豚丼食べました。訪問したのは”いっぴん”というお店です。
ご飯、肉とも大盛にするつもりでしたが、肉だけ大盛。理性に勝てず…
安定の釧路でした!旅行_3932

ここで1つ温泉に入ります。
十勝地方はモール温泉という植物由来の地層を通った温泉で茶色いお湯は全国でも数少ないものです。全身でいただいてきました。

このほかに十勝チーズ館というところに工場見学してきました。チーズ工場てあそこまで人がいないんですね~
安定の釧路でした!旅行_3309

このまま釧路へ。
夕食は、はも丼を食す。狙っていた食事処が18時で閉まるのに、ついたのが19時でしたのでチェーン店に入るものの、安くてめっちゃ量も多く満足でした。
安定の釧路でした!旅行_7858
いや、でも17時前に出てこの時間に着くって・・・北海道恐ろし
釧路湿原にほど近い源泉かけ流しの温泉が出るホテルで一泊。1時間半風呂に入ってました。
安定の釧路でした!旅行_5203

2日目
朝から海鮮丼を食べて・・・
安定の釧路でした!旅行_2203
釧路湿原を見た後・・・
安定の釧路でした!旅行_4616

炭鉱展示館へ。
安定の釧路でした!旅行_6577
受付のおじさんが一人ぽつんといて、入館料払ったら突然熱烈な説明。入館料以上の知識をいただきました。
でもね、滑舌の悪さと北海道弁が強くて苦労しましたね・・・

今日のこれ以外のメインは温泉。
オンネトー温泉、川湯温泉
どちらも火山性の硫化水素たっぷり強酸性の温泉です。
これ、どう頑張ってもろ過循環できないので私は入りたくてたまりませんでした。
ようやくその願いがかない大大満足です。笑

ここで重大なことに気づきます。川湯から旭川まで4時間です。20時にレンタカー返さないといけないのに、すでに16時半。あっちゃー。
昼飯をコンビニでやり過ごし、ひたすら運転していました。
結局間に合ったんですけど。
今回の運転距離は830Kmということで、運転好きにとっては面白かったです。でも、最後の4時間運転中は携帯の電波が届かないこともあり乗客がひまそうでした。ここが今後の計画の課題です。
また車で旅行したいですけど来年ですかね。
解剖実習と積雪で時間と勇気がありません。
電車旅もいいかもです。

天売・焼尻島旅行

 7月23日~24日にかけて旅と鉄道研究会会員8名にて離島旅行に行ってきました。行先は天売島と焼尻島です。そんなに鉄分は濃くないですが皆で夏の離島を楽しんできました。
 出発は5:18旭川発のスーパーカムイ2号(始発)。ものの20分足らずで深川に到着します。こんな短距離(30.2km)で特急を利用したことがないのでちょっと新鮮な気分です。ちなみに自由席が往復で割引になるSきっぷを利用しました。

 深川からはステンレスの車体に赤い帯の国鉄キハ54形気動車に乗って留萌を目指します。「キハ54 501」とありましたのでキハ54形の北海道仕様車の最初の製造番号でした。1986年に製造されたキハ54形の車齢は30年に達しようとしています。キハ40などに比べればまだまだ頑張ってくれますでしょうが,気動車を中心に車体の老朽化はJR北海道の深刻な課題です……。
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 5:44深川発,6:35留萌着。留萌駅を出てすぐのバス停(写真↓)で沿岸バスに乗り込みました。乗り換えの時間はたった5分でしたがこれで羽幌行きのバスに乗り込めます。始発のスーパーカムイに乗ってこのバスに乗り込まないと次のバスは約3時間後……。
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 本来ならば羽幌の沿岸バス本社ターミナルに着くのは8:06で,乗ろうとしていた8:30発フェリーおろろん2の時間までには20分以上余裕があったはずだったのですが沿岸バスが少し遅れての運行になり,窓口でフェリーの切符を購入する時間もあるので結構ギリギリの時間になってしまいました。
 ちなみに羽幌の沿岸バス本社ターミナルからフェリー発着場までは徒歩15分ほどです。会員全員死にそうになりながら走りました。いやあ乗り遅れるかと思いました(笑)。フェリーターミナルの職員さんが半ば苦笑いでした。
 そうそう今年の5月より,かの有名な沿岸バスの「萌えっ子」が第8シーズンに突入しました。息の長い企画で感心します。これもその人気ゆえなのでしょうね。バス車内の掲示は“問寒別あおい”さんでした。二十歳のウェイトレスさんで鉄道の知識が豊富ないわゆる「鉄子さん」だそうです。苗字の由来になっている「問寒別」は宗谷本線の駅名として知っている方もいると思いますが,かつては問寒別にも沿岸バスが乗り入れていたとのことです。
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 先の苦笑いしていた職員さんが港で見送ってくださっているのが見えたのでこちらも海軍式に「帽振れ」でお返しいたしました。そんなことをしていたら暑いというのにつられて向こうも帽子を脱いで見送ってくださるのが船上から見えてますます申し訳ないことに……。ともあれフェリーおろろん2に揺られること1時間半で天売港に着きました。
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 この夕に宿泊させていただくことになっている山田民宿さんが出迎えてくださいました。宿までは歩いて15分ほどとのことなので丁度この旅行の時期に天売港でやっていたウニ祭りを見て回ってから宿まで歩くことにしました。ウニやホタテや甘エビといったものが売られていて,購入したこれら海産物を用意されているバーベキュー台で焼いて食べることができました。私はウニをとホタテを2つずつ買っていただくことにしました。
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 ところでオロロン鳥のゆるキャラが甘エビの被り物をかぶっているというものなんですが,その被り物が甘エビの頭部を模したものなので甘エビの目玉2つとオロロン鳥の目玉2つを合わせて,一瞬目玉が4つあるように見えなくもないゆるキャラです。
名前はオロ坊orobahといって,羽幌haboroを逆さにしたうえで,「オロロン鳥」の「オロ」と「男の子」の意味の「坊」を掛け合わせたそうです。私としてはなかなか凝ったネーミングで良く考えたなーと思うのですが知名度はまだまだといったところです。
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 今回の旅で宿泊する山田民宿さんまで歩いて行って荷物を預けてから島内の散策に出かけました。山田民宿さんの表は海に面していて,とても眺めの良い場所でした。
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 私は大学入ってばかりの1年生の夏休みに,やはり旅鉄の旅行で天売・焼尻に来ていて実は今回が2度目の訪問でした。島内観光の際に使おうと思った散策路があったのですが,4年前に訪れたときに確かに通れた道だったのが,蜘蛛の巣をかき分けかき分け上がった先に続く道は草ぼうぼうでした。そりゃ物理的には通れるでしょうが敢えて行く道ではなかろうとなって引き返しました。おそらくはここ数年のうちに整備しなくなったのでしょう。前に訪れた時からの時間の流れをしみじみと感じました。
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 歩いて観音崎展望台まで来ました。観音崎は天売島の景勝地として知られていて,島の北側の断崖が一望のもとに見渡すことができます。
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 ちなみに沿岸バスの数ある萌えっ子の中でおそらく一番人気の看板娘ともいうべき“観音崎らいな”ちゃんの苗字の由来となったところでもあります。羽幌沿海フェリー株式会社の高速船「さんらいなぁ2」にも彼女のラッピング(写真↓)がされていました。
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 島の中心あたりの森は「花鳥の径」といって,遊歩道が整備されています。港周辺や海沿いに比べると歩く人も少なく野鳥が静かにさえずる中を気持ちよく歩くことができます。森を抜けて島の南側の海岸沿いに出てから宿に戻ってお風呂と夕食にしました。
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 18:30頃から各民宿・旅館をバスが巡回して宿泊客を乗せながら島の南西端にある赤岩展望台まで移動して「ウトウ」という鳥の帰巣を見に行くウトウツアーに参加しました。これがこの時期の天売島観光の目玉といえましょう。
 このウトウツアーは天売島に宿泊する際に宿まで申し込んで事前に予約しないといけません。天売島に宿泊する人の多くの目的がこれです。
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 このウトウツアーはぜひ現地に行って見るべきです。ウトウは日没の時間になると赤岩展望台周辺の地面に作った巣に帰ってきます。あたり一面がウトウの掘った巣穴(写真↓)だらけで,80万羽ともいわれるウトウが一斉に海から帰ってくるのは壮観です。
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 地面に降り立つ際には低空を滑空してドサッと巣まで勢い余る感じで降りてくるので下手するとウトウが頭に激突しそうです。余りにも速いスピードで飛んでくるので飛んでいるウトウを写真でうまく撮るのは至難の業です。私は写真を諦めてただただ大群になって海の向こうからやってくるウトウを眺めていました。

 ウトウツアーの後は,乗ってきたバスで天売港の方まで移動しました。ウニ祭りでは夜の花火大会も企画されていてそれを見に行きました。普段は静かな島なんですがウニ祭りのときは島の外からも多くの観光客が来島するので賑やかです。バスガイドのおじさんが「感動します!! 日本一小さな花火ですから!!」と期待していいのだか悪いのだかよくわからないようなことを言っていましたが,海辺に力強く響く花火は予想していたよりはるかに迫力あるもので実際,感動しました。出店で買ったラムネを飲みながら会員の皆ときれいな花火を眺めていました。
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 翌日も山田民宿さんで朝ご飯を食べてから,次の目的地である焼尻島に向かうべく天売港に向かいました。乗船まで時間があったので防波堤の先にある灯台まで歩いて行くと乗船予定のフェリーがすぐそばを横切って入港してくるのが見えました。
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 10:25に天売港をフェリーで出て,10:50に焼尻港に着きました。お昼まで時間があったのでしばらく島のオンコの自然林を散策することにしました。「オンコ」とは「イチイ」の木のことです。道中,日本海の厳しい風雪のために様々な「奇木」として成長した木々が出迎えてくれます。途中くるっと一回転して上に伸びている木は「知恵の輪」と命名されていました。なるほど。
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 焼尻島ではサフォークという品種の羊の牧畜が盛んで,焼尻港の「島っ子食堂」では羊肉を炭火焼でいただくことができます。羊肉という名前から受ける印象とは全く違って,くせのないトロトロのお肉でとても美味しかったです。焼尻島にご来島のさいはぜひご賞味あれ。
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 この「島っ子食堂」には猫さんがたくさん住み着いていて,我々が炭火で羊肉をいただいている横で子猫さんが母猫からお乳をもらっていました。猫好きの私としては悶え死にそうな光景でした。
(*´Д`)ハアハア
 ご飯を食べてからは港でレンタサイクルを借りて島を一周することにしました。
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 あまり知られていないことですが,1848年に西洋人とインディアンの混血でアメリカの捕鯨船員をしていたラナルド=マクドナルドという人が漂流を装って密入国した事件がありました。マクドナルドは当時鎖国の状態にあった日本に憧れを持つあまり密入国を果たしたのでした。彼が最初に漂着したところがここ焼尻島です。
 マクドナルドは結局捕らわれてアメリカに送り返されてしまうのですが,送還されるまでの短い収監生活の中で日本人に英語を教えた日本初のネイティブスピーカーの英語教師として歴史に名を刻んでいます。
 そんな彼を記念して,彼がインディアンの混血であったことを反映した鮮やかなトーテムポール(インディアンの伝統的な彫刻)の「ラナルド・マクドナルド上陸記念碑」が,私が4年前にこの島を訪れたときにはあったのですが,行ってみると風雪のためか落雷のためか,写真の通り土台を残して根元からすっかり無くなっていました。こんなところでも時間の経過を感じちゃったりしました。
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 ちなみに4年前は写真↓のようなトーテムポールが建っていました。(前の来島のときに撮影した写真を引っ張り出してきました。)この記念碑,結構風情があって好きでした。できることならばぜひ再建してほしいとは思うのですが……。なかなか島の財政状況なども厳しくなりつつあるのかもしれませんね。
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 島の中央部の大部分は羊の牧場になっています。先ほどはお昼ご飯として美味しくいただきました,本当にありがとうございましたと手を合わせながら自転車を漕ぎ漕ぎしていました。
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 島の西端の「鷹の巣園地」まで達すると水道の向こうに天売島が見えました。この離島旅行の間は本当に天気が良くて最高の気分でした。島の面積も小さいので, 3時間もあれば自転車で島を一周してまわることができますので,天気が良くてなおかつ元気のある方はレンタサイクルで島を観光してまわるのがいいと思います。
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 港に戻ってレンタサイクルで借りていた自転車を返却してからは16:05の高速船さんらいなあ2に乗って羽幌港に戻り,羽幌港からは連絡バスに乗って沿岸バス本社ターミナルに向かいました。
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 この連絡バスというのが「観音崎らいな号」というものでして,これまたデザインに観音崎らいなちゃんが起用されていまして,ワンボックスカーの前後左右に観音崎らいなちゃんが描かれている様は完全に痛車としか……(ゲフンゲフン
 写真撮るのを失念していたのが残念でした。そういえば羽幌の本社ターミナルで沿岸バスのオリジナル萌えっ子缶バッジを記念に購入しようとしたところ,新作の4種すべてが完売になってしまっていました。ここでも人気のほどをうかがい知ることができます。
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 沿岸バスを本社ターミナルから留萌駅前まで利用し,留萌駅前から道北バスを利用して深川駅前まで。深川駅からはスーパーカムイ35号を利用し旭川駅まで帰り着いたのは20:25でした。移動しているときはさすがに疲れがどっと出て寝てしまう会員もちらほらいました。

* * *

 旅行でかつて訪れた島を時間をおいて再度訪問するというのはなかなか無い経験でした。島も4年前と変わったところもあれば変わらずにあるところもあり,いろいろと面白い経験ができた離島旅行でもありました。
 そして,さほどメジャーな観光地というわけでもありませんが,北海道の短い夏をこうして離島旅行で楽しむのもすごくいいなと改めて感じた次第です。

 皆さんも離島を訪れて旅情というものを楽しんでみてはいかがでしょうか? 
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※文章はC90版・旅と鉄道研究会会誌『神威』に載せたものの再掲です。


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